幼少時代を世界中の研究者が集まる国際学園都市「つくば」で過ごし、 高校時代の夏休みに初めての海外、イギリス短期語学研修に参加して、実践的英語力を身につける必要性を強く感じ、英語をコミュニケーションの手段として海外で学問を学びたいという思いを強くしました。大学は法学部に進み、夏休みを利用してアメリカの西海岸・東海岸で語学学校や大学のサマースクールに通い、英語力の向上を図りながら、アメリカの大学生活を体験しました。大学卒業後はイギリスの大学院に進み、国際人権法を専攻し、世界の法律実務家と議論し切磋琢磨しながら、人権の普遍的・地域的な側面の理解を深めました。日本では教育基本法の改正議論が盛んな時期で、私は日本の教育改革のゆくえについて、「子供の最善の利益」を守りつつ、学校、教師、子供の教育決定権の在り方を研究しました

 帰国後、留学に関わる業務や教育関係の企業で職業経験を積み、現在は東北大学高度教養教育・学生支援機構 グローバルラーニングセンターで学生の海外派遣を中心にプログラムの開発や出発前・帰国後研修に携わっています。また、留学生と日本人学生が共に学ぶ国際共修授業で「人権教育」を担当しながら、教育の権利はもちろんのこと普遍的な人権概念と個別具体的な人権問題をテーマに日々学生と共に議論する中で、学生から若いパワーと刺激を受けながら生活しています。